不動産収益を年金代わりとする投資家

不動産業者として、一番苦手としている投資家は、わずかな手持ち不動産を賃貸してその家賃収入を年金代わりと考えている人のようです。確かにお年寄りの中には、額はともかくとして家賃収入が安定的に入る生活を送っている人たちがいます。

お年寄りの多くは、平穏で安定した日々の生活が担保できることにあると思います。そのために不動産投資を行い、収益額の高に関係なく、生活を維持できることを望んでいます。ですので、生涯にわたって安定した投資効果を期待しています。不動産の転売などは全く考えていないのが現状でしょう。それはそれで良いことです。

ところが、彼らは資産を有効活用しようと提案する不動産業者には、耳を傾けない傾向があります。それは、まさに老後の生活を脅かすようなリスクは背負いたくないとする危機管理の表れかもしれませんので、賛成できる部分でもありますね。少額でも生涯にわたって投資益が確保できれば良いのです。誰だって、年老いて借金など抱えたくないものですよね。

彼らは、折角の資産を少しでも収益性の高い条件を不動産業者が提案しても聞きません。家賃収入が長いこと途絶えてしまっているとか、あるいは、銀行ローンの返済が残っているなどで収入が見込めなくなるまで、新しいことには手を出さないのです。不動産業者としては、ある意味、扱いにくい資産家でもあると思います。折角の資産価値を埋没させてしまっているかもしれませんね。

ですから、彼らの不動産投資は、有効活用できていないことも多く、実は、単に不動産の所有者に他ならないのかもしれませんね。でも、資産を保有していて賃料収入を年金代わりにできているのは、ある意味羨ましいですね。